歯科コラム

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唾液の臭いが気になる。 なぜ、つばが臭くなる?


お口の臭いは自分では分かりにくいため『自分の口はくさいのかな?』と不安になってしまう人もいるのではないでしょうか?

その口臭は唾液によるものかもしれません。唾液が臭う原因やケア方法についてご紹介します。

唾液そのものは『無臭』です!

唾液はお口の中にある3つの唾液腺から1日に平均1.5リットル分泌されています。

どの唾液腺から出る唾液も性質は同じでサラサラしていて無臭です。
唾液の主な成分は水分でその他に抗菌、免疫、消化酵素などが含まれており、口臭予防や消化促進、虫歯や歯周病を予防する働きがあります。

口の中が臭う原因として食べ物の臭い、虫歯や歯周病による細菌の繁殖などがあります。細菌の中に嫌気性菌という菌がいて、この嫌気性菌が臭いを発生させているのです。

嫌気性菌が活発に活動すると揮発性硫化化合物(硫黄のような臭いがする物質)を作りだし、吐き出す息と混じって生ごみのような口臭になります。

揮発性硫化化合物は唾液にも溶けるので、唾液がネバネバし唾液もくさくなってしまいます

唾液の臭いが強くなるのはなぜ?

口の中の環境変化によって唾液の臭いも変化します。

●生理的口臭(口の中の乾燥)
嫌気性菌は酸素が少ない環境で繁殖するため、口の中が乾燥する就寝中に活発に活動します。食べかすや歯垢が口の中に残ったまま就寝してしまうと養分としてとりいれ嫌気性菌が急増して臭いが強くなります。

●病的口臭(虫歯や歯周病など)
虫歯によって歯に穴が空くと食べかすや虫歯菌がたまり臭いを発します。歯周病が進行すると歯茎から出血し膿が混じり、歯周病独特の臭いが酷くなってきます。
その他に鼻、喉、呼吸器系、消化器系、糖尿病、肝臓疾患などの全身由来から口臭が起こる場合もあります。

●外因的口臭
臭いの強い食品(ニンニク、ネギ、お酒)や煙草の一時的な口臭。時間が経てば臭いも無くなります。

●その他
ストレスにより唾液の分泌量が減り口臭が強くなります。
口臭を気にしすぎて、臭いはないのに自分自身で口臭がくさいと思い込んでしまう場合があります。

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唾液はお口の中の健康状態を表す

唾液の臭いが酷くなる前に予防しましょう。

一番の予防は唾液の分泌量を増やすことです。

嫌気性菌は歯垢や舌苔が付着している歯と歯茎の間や舌をすみかにしています。唾液には食べかすや歯垢を洗い流す作用抗菌作用などがあり、唾液が減るとこれらの作用が発揮されないため細菌が増え、口臭が酷くなってしまいます。

唾液をたくさん出すためによく噛んでゆっくり食事をしましょう。唾液の分泌量を増やすためには、キシリトール入りガムを5分以上噛み続けることもお勧めです。

唾液はお口の健康状態を表すバロメーターと言われていて、唾液の状態はご自身の体調や口腔環境を反映しています。

唾液がネバネバする、唾液の臭いが酷くなった、普段と違う臭いがすると感じたらどこかの不調の現れかもしれません。

日本歯科医師会でも口臭の原因のほとんどが口の中にあると明言しています。普段からお口の中を清潔に保つように口腔ケアをして、よく噛んで食事をするなど心がけましょう。

また、定期的に歯医者でクリーニングをすることで歯周病や虫歯を予防するだけでなく口臭予防にも繋がります。それでも唾液の臭いに不安を感じた時は内科などの専門の病院を受診してみましょう。

お口のクリーニング・定期検診はカルナデンタルクリニックへご相談ください

カルナデンタルクリニックでは、クリーニング・定期検診を行っております。

口臭の原因となる汚れや歯石を除去し、より詳しい検査をご希望の方には、唾液検査でお口の中の菌のバランスまで調べることが可能です。

お口を清潔に保つためのケアも、当院へお任せください。

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