歯ブラシの正しい洗い方とお手入れで変わる! 歯ブラシが雑菌だらけになる理由とは?
毎日、歯を磨き終わった後、歯ブラシをどのように保管していますか?
もしかしたら、その歯ブラシには目に見えない雑菌が繁殖しているかもしれません!
歯磨きで使っている歯ブラシを雑菌が付着したままお口に使っていると衛生的によくありません。そこで、歯ブラシにも正しいお手入れ方法と保管方法があるのでご紹介していきます。
一般的な歯ブラシの雑菌の実態
歯ブラシには約1億個の雑菌が付着していて、雑菌の数は1度使うだけでトイレの便器と同じ数だと言われています。
これだけ聞くと毎回、新しい歯ブラシを使いたくなってしまいますが、なかなか毎回新品を使うことはできませんよね。
そこで、正しい歯ブラシのお手入方法と保管方法に気をつけて少しでも雑菌の繁殖を防ぎましょう。
雑菌を増やしてしまう使い方
以下の行動をしている方は要注意です
- 歯磨きが終わった後は歯ブラシを水でサッと洗うだけ。
- 水滴が着いた濡れたままの状態で歯ブラシを保管。
- 別々の人が使っている歯ブラシを複数本、接触する形で保管している。
- 新しく変えずに長期間、同じ歯ブラシを使用している。
- 朝昼晩と同じ歯ブラシを使用している。
これらは歯ブラシの雑菌が増殖してしまう不衛生な原因です。
不衛生な歯ブラシがもたらすデメリット
毎日、綺麗に歯磨きをしていても歯ブラシに菌が付いていると大問題です。
お口の中にはもともと多くの菌がいると言われていますが、お手入れ不足の歯ブラシを使い続けると、お口の中の雑菌が増えてバランスが崩れてしまい口臭の原因やお口の不快感、歯周病にも繋がってしまいます。
以下を注意して、毎日歯ブラシのお手入れと保管をすることで、雑菌の増殖を抑えることができます。お手入れをして、歯ブラシを綺麗な状態に保ちましょう。
歯ブラシの正しい洗浄の仕方
①流水をかけてしっかりと洗う
お口の中の歯垢(プラーク)や食べかすなどを綺麗にした歯ブラシには、その汚れが残ったままになっています。
水道から強めの流水を出しながら、歯ブラシを洗って下さい。または、コップに水を貯めて歯ブラシをシャカシャカとかき回して、その後流水で洗い流して下さい。
②植毛部をよく揉むようにして洗う
歯ブラシの根元部分は汚れが落ちにくいので、食べかすが残っていないか確認しながら、指を使ってしっかり揉み洗いしましょう。
落ちにくい汚れは歯間ブラシを通して洗いましょう。そうすることで、歯間ブラシも綺麗になります。
歯ブラシを保管する3つのポイント
しっかりと乾燥させる
雑菌を残さないためには、消毒するよりも乾燥が大切です。
清潔なタオルやキッチンペーパーで水気を拭き取ります。時間があればドライヤーで完全に乾燥させると効果的です。歯ブラシによっては熱に弱い物があるので、冷風か送風で乾かすのがお勧めです。
ドライヤーが出来なくても風通しのよい所で保管しましょう。
携帯用の歯ブラシケースやほこり・汚れがつかない様にキャップをしたり、洗面台の扉を閉めて保管している人は濡れたままにするとカビの原因にもなります。雑菌を増殖させないためにもしっかり乾燥させて保管しましょう。
ドライヤーなどで乾燥させずに、1日3回、同じ歯ブラシで磨いている人は完全に乾いている時間がないので雑菌が増殖してしまいます。2本用意して交互に使うことをお勧めします。
毛先が触れ合わないように個別で管理
家族がいる人はまとめてコップなどに歯ブラシを置いている人も多いと思います。
歯ブラシが複数本触れ合う状態で保管すると雑菌が移動してしまう恐れがあり、歯ブラシを共有して使っている状態と同じになります。なるべく、歯ブラシ同士が触れ合わないように別々のコップにいれるかスタンドに入れて保管するようにしましょう。
また、コップやスタンドにも雑菌は付着しているので、そのまま歯ブラシを保管すると、せっかく乾燥させて清潔にしている歯ブラシに雑菌が移動してしまいます。
歯ブラシを衛生的に保つためにも定期的にコップやスタンドもよく洗うようにしてください。
1ヶ月に1本、新しいものに交換
同じ歯ブラシを長く使い続けると雑菌の増殖が進んでしまいます。せっかく歯を綺麗に磨いているのに虫歯になりやすくなったり、痛んだ毛先が歯茎を傷つけてしまったりすることもあります。
毎日1日3回使った場合は1ヶ月程度で交換するのが目安です。毛先が広がった歯ブラシでは歯の汚れを落とせなくなり、汚れや菌もたまってしまいます。
お口を綺麗にするための歯磨きが歯ブラシの間違ったお手入れ方法や保管方法でお口の中を汚すことになってしまいます。
歯ブラシのお手入れに気を付けながら綺麗な歯ブラシでお口の健康を維持していきましょう!