前歯の虫歯はどう治す？キレイに治すための治療法をご紹介
前歯に虫歯綺麗に治したい
前歯の虫歯はどう治す？キレイに治すための治療法をご紹介
前歯はお口の中で1番よく見えます。そのため歯磨きもしやすいです。
それなのに、なぜ前歯が虫歯になるのでしょうか。なぜ前歯の虫歯を繰り返してしまうのでしょうか。
前歯が虫歯になったら綺麗に治す治療はあるのでしょうか。
目立つ前歯だからこそ虫歯になりたくないですし、綺麗なままでいたいですよね。
今回は、前歯の虫歯の原因や治療法についてお伝えしていきます。
1.前歯が虫歯になる原因は？
①前歯は乾きやすい
②歯並び
③治療後の歯科材料の劣化
④歯茎が下がってる
2.前歯の虫歯の治療法
①小さな虫歯の場合
②大きな虫歯の場合
3.予防方法
4.よく見える部分だからこそ、虫歯を大きくしないで!
前歯が虫歯になる原因は？
前歯は見やすく歯磨きしやすいはずなのに、なぜ虫歯ができてしまうのでしょうか？
①前歯は乾きやすい
唾液は上の歯の奥歯付近と舌の下付近から分泌されます。
そのため上の前歯は唾液にさらされにくいです。
唾液には、
・清浄作用（唾液の流れにより食物片や細菌などを洗い流す）
・抗菌作用（唾液に含まれる酵素により細菌の働きを抑制する）
・再石灰化作用（唾液に含まれるミネラル成分により歯質を強化し、初期虫歯も健康な状態に戻す）
の働きがあります。
しかし、歯が乾いていると、この効果を得にくくなり虫歯のリスクが高まります。
また口呼吸の方は特に前歯が乾きやすく、虫歯のリスクが高まります。
②歯並び
前歯の重なりや隙間があったり、ねじれて生えている等の場合は虫歯のリスクが高まります。
毎日しっかり歯磨きしていても、歯と歯の間や歯と歯茎の間、前歯の裏側の凹み部分等の細かい箇所まで磨けていないと、プラーク（歯垢）が溜まり虫歯の原因になってしまいます。
③治療後の歯科材料の劣化
歯科材料は永久的な物ではなく経年劣化します。
数年前に治療した歯に使用された歯科材料の劣化により、治療部分が傷ついたり、割れたりすると細菌が付着しやすくなり虫歯のリスクが高まります。
この場合、詰め物や被せ物の下に虫歯ができることがあり、自分では気づきにくいです。
前歯のむし歯を繰り返す方は、これが原因になることもあります。。
④歯茎が下がってる
歯茎が下がり、歯の根っこが見えていると虫歯のリスクが高まります。
歯の頭の部分はエナメル質という非常に硬い組織で覆われているのに比べ、歯の根っこは覆われておらず、むき出しの状態になっています。
通常は歯茎に覆われているので問題ないのですが、歯茎が下がって根っこの部分が見える場合は要注意です。
前歯の虫歯の治療法
前歯の虫歯は、保険診療でも自費診療でも白く治すことができます。
小さな虫歯の場合
虫歯が神経に達しておらず比較的小さな虫歯の場合は、白い樹脂の材料を使い治療を行います。
麻酔を行ってから、虫歯の部分を削り取り綺麗にしてから樹脂を詰め、特殊な光を使って固めます。
色の種類もあり、個々の歯の色にあった物を使用でき、目立ちにくいです。保険適用で行えます。
大きな虫歯の場合
虫歯が神経まで達している大きな虫歯の場合は、神経を取り除き、根っこの中まで綺麗にする治療が必要です。
痛みがある場合は麻酔を行い、虫歯部分を削り取ります。
その後は根っこの中の掃除を数回繰り返して根っこの中にお薬を入れ、土台と被せ物を作って装着します。
歯の神経を取ると少しずつ黒ずんでくることがあります。
また、神経を取ることで歯自体がもろくなって欠けてしまう事もあります。
それを防ぐために多くの場合被せ物を使用する事が多いです。
被せ物を使用する治療には保険診療と自費診療があります。
どちらの治療でも前歯を白く治すことができます。
ただ使用する材質の違いによって、色の種類や強度、着色のしやすさ、費用面などの違いがあります。
それぞれの被せ物の特徴を理解した上でご自身に合った被せ物を決めましょう。
予防方法
①唾液の分泌を促す
唾液腺マッサージを行ったり、食事の時によく噛んで食べるようにすると唾液の分泌が促進されます。
②歯磨きの徹底
・重なっている部分や歯の隙間には歯ブラシと併用してフロス、歯間ブラシ、タフトブラシなどを使う
・フッ素入りの歯磨き粉を使用する
（フッ素には歯質強化や細菌の働きを弱める効果があります）
・特に歯の根っこの虫歯の予防にはフッ素は効果があります。
③定期健診
・どこにプラーク（歯垢）がたまりやすいか検査し、個々に合った歯磨きのやり方をお伝えすることができます。
・古い詰め物の下にできた虫歯は気づきにくいですが、定期的にレントゲン写真を撮影すると早めに発見されやすいです。
・市販の歯磨き粉より高い濃度のフッ素を使用して、より効果的な虫歯予防を行えます。
よく見える部分だからこそ、虫歯を大きくしないで！
前歯が虫歯になってしまうと、目立つ部分だからこそショックが大きいと思います。
しかし、虫歯になっても前歯を白く綺麗に治す治療はあるので安心して歯科医院を受診していただければと思います。
虫歯が気になったらできるだけ小さなうちに治しましょう。
そして、今後は虫歯を大きくしないように、できるだけ「再発」を防ぐような治療法を選択されることをお勧めします。
歯の治療法には様々なものがあります。
まずは「どんな治療法があるか」をしっかりご説明させていただきますので、ご自身が安心できる治療法を選んでいきましょう。
当院では、保険治療はもちろん、見た目にこだわった治療にも対応しております。
ご希望に応じて、仮歯で被せ物の形や色を確認しながら、天然歯と区別がつかないようなかぶせ物を作ることも可能です。
当院では全ての患者様にカウンセリングを行っております。
どのような症状でお悩みなのか、また費用・見た目・治療期間など、どんな治療をご希望かといったことを事前にしっかり伺います。
当院ではいきなり歯を削るということはしません。
治療内容にご納得いただいてから治療を進めていきますので、安心してご相談くださいね。