歯科コラム

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乳歯のレントゲンが必要な理由。撮影の目的とメリット・デメリットについて。

【監修:歯科医師・院長 篠﨑章敬】


歯のレントゲン写真のイメージ

子どものレントゲンは安全なの?歯科医院が解説!

歯科医院でお子さまにレントゲン撮影を勧められたことはありませんか?

レントゲン写真は目に見えない部分も写し出し、今後生えてくる永久歯等についても知ることができます。

そのため例えば「大人の歯は正常に生えてくるのか?」「歯並びに影響は出ないか?」といったことを可視化することができます。

今回はレントゲン撮影の目的とメリット・デメリットについてご紹介します。

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「乳歯が抜けない」「永久歯が生えてこない」というお子さまへ

生え変わりの時期や順序は、ある程度決まってますが、個人差も大きいです。

乳歯が抜けた後なかなか永久歯が生えず心配になる方もいらっしゃいます。

慌てて受診する必要はありません。

半年程、様子を見れば解決することが多いです。

生え変わり時期と順序の目安

6歳頃に下の前歯が生え、同じ頃に第一大臼歯が生えます。

7~9歳頃には上下の前歯、10歳~12歳頃に第一小臼歯、
犬歯、第二小臼歯の順番に生えます。


12~14歳頃に第二大臼歯が生えて永久歯の歯並びは完了します。

親知らずがある場合は17~21歳頃に生えます。

個人差はありますが、歯の生えかわりは、早くて保育園・幼稚園の年長さん頃から始まり、中学校卒業頃に全て永久歯になります。


生え変わり時期のトラブルと歯科医院受診のタイミング

生え変わり時期は「永久歯が生えてこない」「乳歯が抜けてないのに永久歯が生えている」などトラブルが発生しやすく、心配になってしまいます。

これらの原因は、「乳歯と永久歯、それぞれの生え変わるタイミングのバランスがとれてない」ことがほとんどです。

この場合は乳歯が抜けて半年くらい経過を見れば解決することが多いです。

半年程経っても解決しない場合は歯科医院を受診しましょう。

人によっては1年くらい経って永久歯が生える方もいらっしゃいます。

レントゲン撮影によりトラブルを発見することができます

生え変わりの時期にレントゲン撮影を行うと、乳歯の根っこがなくなってきているか、永久歯はどの辺まで生えてきているか等、生え変わりの進行具合が確認できます。

他にも「先天的に永久歯がない」「歯茎の中に過剰歯がある」「歯茎の中の永久歯が横に向いている」等のトラブルも確認できます。

また「乳歯も先天的にない」お子さんもいらっしゃいます。これらのことは歯並びにも影響することがあるため早めに気づけることが大切です。

レントゲン撮影を行うと、お子さんのお口の中の現状を保護者の方が理解しやすく、治療が必要になっても納得していただきやすいです。

子供のレントゲン撮影は安全なの?

レントゲン撮影に多くのメリットがあっても、一番心配なのはやはり放射線量ではないでしょうか。

まず、当院では「どうしても心配です」という患者様には無理に撮影をお勧めすることはありませんのでご安心ください。

基本的には、やはりレントゲン撮影のメリットはとても多く、また歯科医院で使用するレントゲン写真の放射量はとても微量です。

撮影頻度は、特に大きな問題がない場合なら1~2年に一回程のため、親御様のご了承さえいただければ撮影をお勧めしています。

【歯科レントゲンの放射線量はどのくらい?】

「Sv:シーベルト」とは放射線被曝の大きさを表す単位です。

Svは単位として大きすぎるため、「mSv:ミリシーベルト」がよく使われます。

自然界でも放射線は存在し、その被爆量は年間1.5〜2.4mSvと言われています。

健康被害が出るといわれる放射線量は、年間100mSvと言われています。

歯科では使用する範囲が小さく、また医療機器の進歩により放射線量はごくわずかに抑えられています

身の回りにある放射線量をまとめてみましょう。

◆歯科で使うレントゲンの放射線量
「デンタル(部分的なレントゲン)」 1回の撮影 0.01mSv
「パノラマ(全体的なレントゲン)」 1回の撮影 0.03mSv
「歯科用CT」               1回の撮影 0.1mSv

◆医科で使うレントゲンの放射線量
「胸部レントゲン撮影」1回の撮影 0.05mSv
「医科用CT」     1回の撮影 6.9mSV


参考:身の回りの放射線量(東京都歯科医師会)

実は、日常でも”自然放射線”を浴びているのです。

大切なのは、お子様のお口の中の現状を知ること

お子様の口の中について、自分のこと以上に心配される親御さんも多いのではないでしょうか。

特に子供は生え変わりもあるので、今後の歯並びについても気になりますよね。

また、レントゲンで早めに虫歯が発見できれば治療の負担も少なくなります。

もちろん、レントゲンは必要以上に撮影することはありません。

もしも、

「まだうちの子はレントゲンを撮ったことがない」

「永久歯がなかなか生えてこない」

「歯の本数が多い(少ない)」


といったことがありましたら、一度当院へご相談ください。

一度お子さまのお口の中を確認させていただき、レントゲン撮影が必要かどうかを含めてお話させていただければと思います。

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