雑菌だらけの歯ブラシ!!その歯ブラシちゃんと洗えていますか ⁉
歯ブラシの正しい洗い方って、意外と知らないですよね。歯ブラシを軽く水洗いするだけだと、本来お口の中をきれいにする歯ブラシ自体が不衛生なものになってしまいます。雑菌が増殖した不衛生な状態の歯ブラシを使用すると、お口だけに関わらず体にも悪影響を及ぼしかねません。清潔な歯ブラシの状態を保てるよう、正しい歯ブラシの洗い方を身につけましょう。
1.歯ブラシは雑菌が繁殖しやすい⁉
・雑菌が増える原因
・不衛生な歯ブラシを使うリスク
2.正しい歯ブラシの洗い方
・流水でしっかりすすぐ
・植毛部を揉みながら洗う
3.歯ブラシを清潔に保管するポイント
・乾燥させて保管する
・歯ブラシ同士が接触しないように保管する
・見た目に関係なく1ヶ月で交換
4.まとめ
歯ブラシは雑菌が繁殖しやすい⁉
歯ブラシには、およそ1億個のばい菌がついていると言われています。
雑菌が増える原因
歯ブラシの植毛部分は、水分が残りやすく、プラーク(歯垢)や細菌の餌となる食片が毛の間に残りやすいため、雑菌が繁殖するには好条件が揃いやすいです。そのため、不十分な歯ブラシの洗い方だと雑菌が繁殖しやすくなります。
不衛生な歯ブラシを使うリスク
雑菌が繁殖した歯ブラシを使っていると、雑菌がそのまま口の中に入ってしまいます。
そうすると、体調が悪化して、体の免疫力が下がった場合には歯肉炎(歯茎が腫れる病気)のリスクが上がってしまうこともあります。
そのようなリスクを下げるためにも、歯ブラシは清潔に保つことが大切です。
正しい歯ブラシの洗い方
サッと水で流すだけの洗い方では不十分です。できるだけ汚れを落とせるように正しい歯ブラシの洗い方をお伝えします。
流水でしっかりすすぐ
歯磨き後、流水をあてながら歯ブラシをしっかりすすぎます。サッと流すだけでは不十分。10秒くらいかけて、念入りに洗い、食片が残らないようにするのがポイントです。食片が残ってしまうと雑菌が増える原因にもなります。歯磨きする前に、うがいをして、口の中をある程度綺麗な状態にしてから歯磨きするのもおすすめです。
植毛部を揉みながら洗う
流水ですすいだ後は、植毛部の毛の間や根元の汚れが残ってないか確認し、指で揉みながら10秒間ほど洗います。ただ、毛と毛の間に絡まった食片をとるのは難しいので、予め大きめの物は歯磨き前に糸ようじや歯間ブラシ等で取っておくと洗いやすいです。
歯ブラシを清潔に保管するポイント
歯ブラシの保管方法も、歯ブラシを清潔に保つためには重要です。
乾燥させて保管する
細菌の多くは湿気を好み、湿気が多いと繁殖しやすいです。歯ブラシも同じで、水分が残っている状態だと細菌が繁殖しやすくなります。歯ブラシを洗浄した後は、清潔なティッシュやタオルで水分を拭き取り、なるべく水分が残らないように乾燥した状態で立てかけて保管しましょう。
歯ブラシ同士が接触しないように保管する
歯ブラシのブラシ部分が接触していると、目に見えないばい菌が他の歯ブラシにつく可能性があります。場合によってはウイルスの感染に繋がってしまうこともあります。しないか
歯ブラシを保管する場合は、他の歯ブラシと接触ように立てけて保管するといいでしょう。歯ブラシを保管する容器なども定期的に洗い、清潔にしておきましょう。
見た目に関係なく1ヶ月で交換
歯ブラシは見た目にはわからなくても、毛にコシがなくなっていることもあります。毛にコシがなくなるとプラークを除去する効果も低くなってしまいます。歯ブラシの効果と衛生面から、1 ヶ月を目安に交換することをおすすめします。
まとめ
お口は食道・胃・小腸・大腸・肛門と繋がっており、食べ物が消化・吸収・排泄される消化管の入り口です。
従って、体の健康を維持するには、お口の健康を気にかけることこそ、そのスタートラインに立つことができます。
歯磨きはもちろん大切ですが、その道具となる歯ブラシのケアも一緒に行うことで全身の健康維持に繋げていけるといいですね。