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寝起きで歯が痛いのはなぜ?朝、歯や顎に痛みが起こる4つの原因と対策

笑顔でマウスピースを差し出す女性

朝、目が覚めた時に顎や歯の鈍い痛みを感じたり、口を開けるのが困難だったり。激しい頭痛や耳が痛くて目が覚める。そんな経験はありませんか?
もし、寝起きに頻繁にそのような症状が現れているなら、何か対処が必要かもしれません。朝起きた時の顎や歯の痛みが起こる原因を特定し対処法を考えましょう。

なぜ目覚めに顎や歯の痛みが起こるのか?

次に紹介するのは、寝起きに顎と歯が痛む4つの主な原因です。

就寝中の歯ぎしりまたは噛みしめ

多くの成人は、ブラキシズム(噛むための筋肉の習慣的な癖。口腔悪習癖と言われる)の問題を抱えています。ブラキシズムには上下の歯をギリギリと擦り合わせる「クラインディング(歯ぎしり)」、上下の歯を強く食いしばる「クレンチング(噛みしめ・食いしばり)」などがあります。

多くの場合、ストレスが原因となって引き起こされるとされていますが、日中に引き起こされる場合は気付けるケースもあります。

しかし、目が覚めた時に顎の痛みや歯痛みが場合は、睡眠中に繰り返し歯ぎしりや噛みしめをしている可能性があり、なかなか気づくことができません。

夜間の歯ぎしりは顎の筋肉と骨に大きな圧力がかかっており、歯や顎からこめかみにかけて鈍い痛みを引き起こします。研究によると就寝中に歯ぎしりをしている人は成人の10人に1人とも言われています。

顎や歯の痛み以外にも次のようなことがあれば、就寝中に歯ぎしりや噛みしめをしている可能性があります。

  • 歯が平らになったり、欠けたり、グラグラしている
  • 歯の表面のエナメル質が削れて、知覚過敏になっている
  • 顎が疲れている
  • 舌の側面がへこんで歯の形が付いている

歯ぎしりや噛みしめの症状がある場合は歯科医院に相談しましょう。歯ぎしりや噛みしめによる大きな力から歯や顎を守るために、歯科医院では就寝時に装着するマウスピースを作成しています。歯ぎしりや噛みしめをなくすことはできませんが、大切な歯や顎を守り、顎の筋肉の疲れを軽減することができます。

虫歯または歯周病になっている

虫歯や歯周病が原因で顎や歯が痛んでいる可能性もあります。重度になれば歯を失う原因となりますので、できるだけ早く歯科医院で必要な治療を受けましょう。
歯周病の原因となる歯石を除去できるのは、歯科衛生士による専門のクリーニングだけです。またご自身で歯磨きやデンタルフロスを使ってお口の中を清潔に保ちましょう。

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副鼻腔感染症

副鼻腔炎が発生している可能性もあります。副鼻腔(上顎洞)が位置する上顎の奥歯付近に鋭い痛みがある場合、歯が痛いように感じますが実際は副鼻腔炎になっている可能性があります
副鼻腔炎になると睡眠中に膿を含んだ鼻水が副鼻腔に溜まり、上の奥歯の神経を圧迫することにより痛みが発生する可能性があります。
歯科医院で検査やCTスキャンの撮影をして虫歯がなければ、副鼻腔炎の可能性が高いでしょう。歯科医院もしくは耳鼻咽喉科で抗生物質や炎症を抑える薬の処方を受けましょう。

睡眠姿勢

意外に問題がシンプルな場合もあります。寝るときの姿勢によって歯や顎に痛みが生じることもあります。横向き、うつ伏せなどで寝る癖があって、長時間歯や顎をベッドや腕などに押し付けて寝ているために痛みを感じる場合もあります。顎や歯の痛みが口の片側に集中していますか?もしそうなら、それはあなたの睡眠姿勢が原因であるかもしれません。

まとめ

朝起きて歯が痛む場合、それが夜の歯ぎしりや噛みしめである場合は、ストレスや不安が主な原因で引き起こされています。自分なりのストレスを緩和・発散する方法を見つけておきましょう。カフェイン・アルコールの取りすぎや喫煙も悪影響を与えます。十分な睡眠も必要ですのでスマートフォンやパソコンの電源は切って、通知音で目覚めることなく睡眠を確保できるようにすることも大切です。
パートナーに歯ぎしりを指摘されたら歯科医院に相談しましょう。鏡をみて歯が極端にすり減っていたり、歯や顎に重い痛みを感じる時は歯科医院にいつでもご相談ください。


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