歯科コラム

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歯ブラシを消毒したほうが良い理由とは? おすすめのお手入れ方法


あなたは、正しい歯ブラシのお手入れ方法をご存知でしょうか?歯磨きに汚れが付着したままだと、歯ブラシ自体が細菌の温床になってしまうことも・・・。
では、歯ブラシに付いた細菌を減らすためには、どうしたらよいのでしょうか?今回は、歯ブラシの正しい消毒方法と、簡単にできるお手入れ方法についてご紹介いたします。

歯ブラシってそもそもどのくらい汚いの?

あなたの想像以上に、歯を磨いた後の歯ブラシには細菌が大量に付着しています!
不衛生なままの歯ブラシは、お口のトラブルを引き起こす原因になることも。

●歯ブラシにつく汚れは菌の「塊」
その数、1億個以上と言われています。しかし、歯ブラシは「歯に付いた汚れ(細菌)を除去するため」の道具です。歯ブラシに汚れがついてしまうのは、必然です。

●汚れた歯ブラシを放置すると・・・
実は、水で軽く流しただけでは歯ブラシについた汚れは落ちません。
歯ブラシの根元まで入り込んだ食べカスや、目に見えないほど小さな汚れは付着したままの状態です。しっかりと洗い落とさずに放置してしまうと、食べカスが腐敗し、細菌が増殖する原因となってしまいます。

歯ブラシのお手入れと消毒方法とは?

ご自宅で歯ブラシを滅菌することは難しいですが、消毒(菌を減らす)ことは可能です。
歯ブラシの消毒、といっても間違った方法で行っては効果がありません。正しいお手入れ方法を以下でご紹介します。

注意!やってはいけない消毒アレコレ

1.熱湯や電子レンジなどの、「熱による消毒」
煮沸や電子レンジによる熱消毒は、歯ブラシの消毒方法としてはNGです。
歯ブラシの耐熱温度は80°以下となっているものがほとんどのため、熱湯消毒は避けましょう。変形や変質の原因となります。


2.「食器用漂白剤による消毒」
食器にも使えるなら歯ブラシにも使えるのでは?と思われるかもしれません。しかし、濃度によっては、体に害を及ぼし大変危険です。食器漂白剤の濃度が薄すぎても効果は得られないため、ご家庭でのお手入れ方法としてはおすすめできません。


3.「アルコールによる消毒」
消毒用アルコールでは効果のない細菌やウイルスも多く、また、時間の経過とともに働きも落ちていきます。歯ブラシの消毒には、あまり意味がありません。

すぐできる歯ブラシの消毒方法

歯ブラシ消毒の基本は、「水洗い」&「乾燥」です。

また、太陽の光で天日干しするのも効果的です。
太陽光に含まれる紫外線には、表面に付着する微生物も殺菌されるほどの強力な殺菌作用があります。定期的に、歯ブラシの乾燥も兼ねて日の当たる所へ移動させてはいかがでしょうか。

★赤ちゃんの歯ブラシの消毒方法★

歯が生え始めた赤ちゃんが使う歯ブラシも、消毒の基本は大人と同様の「水洗い」と「乾燥」です。

他には、哺乳瓶などの消毒に使う薬液(ミルトン)に、哺乳瓶や食器と一緒に消毒する方法もあります。ただし、歯ブラシの材質を確認しておきましょう。

プラスチック製品(ポリカーボネート、ポリプロピ レン、ポリエチレン、アクリル樹脂、ABS樹脂等)の物には効果がありますが、その他のプラスチック製品は使用に適さないため注意が必要です。

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カンタン!毎日できるお手入れ方法のご紹介

少しでも菌の増殖を抑えるために、歯ブラシを使用した後は3つのポイントを意識して実践しましょう!

  1. 流水でブラシ部分を指でもみ洗いをする。(食べカスが残らないように確認しましょう)
  2. 風通しの良い場所でよく乾燥させる。(清潔なタオルなどで水分を拭き取る、ドライヤーの冷風を当てるなども効果的)
  3. 歯ブラシスタンドなどに立てて保管する。(他の歯ブラシと毛先がくっつかないようにしましょう)

まずは、歯ブラシについた汚れを水で落とし、しっかりと乾燥させることで清潔な歯ブラシを維持しやすくなりますよ。

見た目がキレイでも、「月に1回」は交換を!

「歯ブラシの毛先も広がらないし、汚れも気にならないからずっと使っている。 」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、1ヶ月以上使い続けている歯ブラシは、歯の汚れを落とす力が低下してしる状態です。また、毎日正しいお手入れや消毒を行っていても、雑菌は少しずつ繁殖していきます。
歯科医では、使い始めて1ヶ月を目安として、新しい歯ブラシ交換することを推奨しています。

また、電動歯ブラシのヘッドの交換目安は2~3ヶ月です。毛先の汚れやヘッドの広がり具合によっては、少し早めてもいいかもしれませんね。メーカーやモデルにもよって異なるため、一度チェックしてみましょう。



「歯ブラシの消毒なんて一度もやったこともない!」という方も多くいらっしゃると思います。ですが、せっかく歯磨きをするなら清潔な歯ブラシを使った方がお口の健康につながっていきます。

毎日でなくとも、定期的に「歯ブラシの消毒」を始めてみてはいかがでしょうか。


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