歯科コラム

  1. 大垣市の歯医者「カルナデンタルクリニック」
  2. 歯科コラム
  3. 走ると歯に響く?「振動」で歯が痛い時に考えられる原因と対処法

走ると歯に響く?「振動」で歯が痛い時に考えられる原因と対処法

【監修:歯科医師 篠﨑章敬】



「ジョギングをしていると歯に響く」
「階段を降りるときの振動で歯が痛む」

こんな経験はありませんか?

あるいは、頭が痛い、目の奥が痛い気がする、といった症状を訴えられる方も中にはいらっしゃいます。
運動中や日常の何気ない動作で歯の痛みやその周辺に違和感があると、「虫歯かな?」「放っておいて大丈夫?」と不安になりますよね。

実は、振動によって歯が痛むケースでは、虫歯だけでなく鼻の病気が原因になっていることも少なくありません。

今回は、歯科の専門的な視点から、振動で歯が痛くなるメカニズムと、原因のひとつである「上顎洞炎(じょうがくどうえん)」について分かりやすく解説します。

振動で歯が痛む主な原因とは?

歩行やランニング、ジャンプ、階段の昇り降り、車や電車の揺れなど、日常生活では体に「振動」を感じる機会がとても多いです。

こうした振動によって歯が痛む場合、主に次の原因が考えられます。

重度の虫歯

歯の痛みの原因として最初に考えられるのは、虫歯です。
特に、神経の近くまで進行した虫歯があると、わずかな振動でも刺激が神経に伝わり、強い痛みを感じることがあります。

  • 歯に黒い穴が見える
  • 何もしなくてもズキズキ痛む
  • 噛むと痛い

このような症状がある場合は、虫歯が原因の可能性が高く、治療が必要な段階まで進行していると考えられます。

一見、穴が空いていなくても、中で広がっているおそれがあるため、すぐに歯科医院を受診しましょう。

無料相談はこちらから

虫歯が見当たらない場合は「上顎洞炎」の可能性

「虫歯は問題ないけど、上の奥歯が鈍くうずくように痛む」
そんなときに疑われるのが上顎洞炎です。

上顎洞炎は、いわゆる「蓄膿症」の一種で、鼻の奥の粘膜の炎症が原因で痛みを感じることがあります。

次項で詳しくお話ししていきます。

上顎洞炎とは?

鼻の周囲には「副鼻腔」と呼ばれる空洞がいくつかあります。
その中で、上の奥歯のすぐ上、鼻の横にある頬骨の奥に位置しているのが「上顎洞」です。

この上顎洞の粘膜が炎症を起こし、膿や鼻水が溜まった状態のことを上顎洞炎と言います。

上の奥歯の歯根は、先端が上顎洞と非常に近いです。
そのため、上顎洞の炎症の影響が歯に伝わりやすく、歯の神経が刺激されることで

  • 歯が浮くような感じ
  • 振動で響く痛み
  • 噛むと違和感がある

といった症状が現れることがあります。

上顎洞炎を疑うべき症状チェック

次のような症状があれば、上顎洞炎の可能性があります。

  • 走る・歩く・ジャンプすると、上の奥歯にズーンとした痛みがある
  • 鼻づまりや黄色っぽい鼻水が出ている
  • 鼻水が喉に流れる感じ(後鼻漏)がある
  • 頬や目の下、目の奥が重い感じや痛い感じがある
  • 頭痛がする
  • 下を向くと歯や顔が痛くなる
  • 冷たいものがしみるなど、典型的な虫歯の症状はない

「歯の痛み」と「鼻の症状」が両方ある場合は、虫歯と上顎洞炎、どちらも視野に入れて原因を特定しなければいけません。

上顎洞炎は、主に鼻炎や風邪などの鼻の症状から引き起こされますが、虫歯や歯周病によって「歯性上顎洞炎」になる場合もあるため、注意が必要です。

振動で歯が痛いときの正しい対処法

自己判断は厳禁。まずは受診を

自己判断せずに、まずは歯科もしくは耳鼻科を受診して、正しい原因を特定することが大切です。

もし、最近まで鼻炎や風邪の症状がある場合は、まず耳鼻科で診断をしてもらいましょう。

歯に穴が開いている、冷たいものがしみるなど、虫歯特有の症状も気になる場合は、先に歯科へ行かれることをお勧めいたします。

レントゲン・CT検査が重要

上顎洞の問題を見極めるには、レントゲンやCT検査が必要です。

特にCTでは、上顎洞の粘膜の腫れや膿の状態を立体的に確認できますので、撮影されることをお勧めいたします。

見逃したくない「歯性上顎洞炎」

注意したいのが、虫歯や歯周病が原因で起こる「歯性上顎洞炎」です。

この場合は、耳鼻科の治療だけでは改善することができません。
原因となっている虫歯や歯周病の治療(根幹治療や歯石除去など)が必要になります。


「鼻の奥の炎症=鼻の問題だけ対処すればいい」と決めつけてしまうと、歯性上顎洞炎を見逃してしまい、痛みの長期化、悪化に繋がるおそれがあります。

必ず歯科治療も合わせて行なうようにしましょう。

「振動」による痛みは歯科と耳鼻科で確認を

振動で歯が痛む場合、虫歯の他に「上顎洞炎」という蓄膿症の一種が原因である可能性もあります。

上顎洞炎は正しい原因を確認して治療をしないと、痛みが長引いてしまうおそれがあるため、自分で判断するのは危険です。

「振動が歯に響く」「原因が分からない歯の痛み」などの症状が気になったら、歯科と耳鼻科を受診するようにしましょう。
CTやレントゲン撮影を行なって原因を特定していきます。

もし、虫歯の可能性が高い場合は、まずは歯科にご相談ください。


無料相談はこちらから


オーダーメイド治療の流れ(MTM)


当院の健診・クリーニングについて


エントリーリスト

カテゴリーリスト

©︎Carna Dental Clinic