~下の総入れ歯が浮いて食べれません~
大垣市 歯科 カルナデンタルクリニック 篠崎です。
医院内での質問でした。
『82歳のおばぁちゃんから、下の入れ歯が合わず浮いてしまう』
まず、上の総入れ歯に関しては上あご全体に入れ歯の床が覆っています。これは粘膜の吸着面積が大きく比較的安定しています。
ところが下の総入れ歯の床は、舌がありますので馬蹄形の細い歯ぐきに覆われています細長いものでも高さがあればある程度維持します。ですが、減ってくると入れ歯が合わなくなってきます。
総入れ歯の場合、粘膜に唾液によって密着しています。加齢によって唾液の量も減ることも原因の一つです。また、骨が減っていく度合いも年齢が高くればらるほど顕著に現れます。
ですので高齢になればなるほど下の総入れ歯は合わず浮いてしまうのです。この方にも僕の持っている知識、技術を全身全霊で取り組み、なんとか患者さんが満足する形にもっていけました。
この方は条件が比較的よかったのが成功の秘訣でした。
僕は歯医者になって一年目から下の総入れ歯で悩み、現在ももっともっと患者さんが噛めるようになれないか研鑽の毎日です。
入れ歯の具合は次の日にはわかります。患者さんの反応が早いぶん楽しいです。しかし、ダメなものもすぐ反応があります。
近い未来、下の総入れ歯が僕に任せてくれと胸をはって言える日が来るようにがんばっていきます。
次はインプラントを利用した入れ歯について書きたいと思います。
大垣市 歯科 カルナデンタルクリニック 篠崎でした。