院長ブログ

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詰め物の色が合っていないとお悩みのケースについて

今入っている詰め物の色が、元の歯の色と合っていない、というお悩みは少なくありません。
主に原因として考えられるのが、色合わせです。元の歯と区別がつかないところまで色合わせをしようとする場合、実際に詰め物を作成する歯科技工士が色合わせを確認する方法がベストだとされています。
通常の歯科医院の場合、外部の歯科技工所に制作を依頼しているケースが大半のため、担当する技工士がわざわざ歯科医院に出向くケースは稀です。
当院では、より精度の高い色合わせのため、院内に歯科技工所を設置しており、常駐する歯科技工士が歯の色味をその目で確認して、詰め物を制作しています。そうすることで、可能な限りご自身の歯の色に合わせることができます。
今入っている詰め物をやり直すことも可能ですので、色が合わずにお悩みの方は、一度ご相談にお越しいただけたらと思います。

カルナデンタルクリニック 篠崎章敬



顎関節症について

口を開こうとした時に顎の筋肉の痛みや、口を十分に開けられない、口の開け閉めの時に顎の関節から音がする、などが代表的な顎関節症の症状となります。
当院では、ご自身での筋肉をほぐすマッサージの指導や、癖の改善、マウスピースの作製、また、症状によっては投薬などを行なっております。
あまりに症状がひどい場合、口腔外科のある病院へご紹介させていただくこともございます。
顎関節症については、日本歯科医師会のホームページにわかりやすく、詳しい解説がありますので、ご参照いただけたらと思います。
日本歯科医師会 顎関節症のページはこちら:
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index04.html



抜歯した歯の治療方法について

当院では入れ歯に関しても力を入れており、入れ歯を専門とする歯科技工士も常駐しています。様々な治療選択肢があることから、入れ歯に関するご相談も多数いただいております。
今回は、右上の小臼歯1本を抜歯することになったが、その後の治療をどうするかお悩みで、セカンドオピニオンを求めてご相談のあった患者様のケースをご紹介します。
当院では、バネのない入れ歯(「ノンクラスプ」や「スマートデンチャー」など呼び方は複数あります)を扱っておりますが、このバネのない入れ歯をご希望されてのご相談でした。また、ブリッジによる治療の可否も確認しておきたい、とのご要望がありました。

歯を抜歯する事になった場合、そのままにしていると、隣りにある歯や、対合(上下で噛み合う、向かいにある歯)が徐々に移動することで、やがてはドミノ崩しのように噛み合わせのバランスに問題が生じてしまいます。そうなるとより大掛かりな治療が必要となってしまいます。そのため、歯を失った場合はそのままにせず、何らかのかたちで歯を人工的に補う必要があります。
そのための方法は3つで、ブリッジ、入れ歯、インプラントとなります。それぞれの方法にメリットとデメリットがあります。また、お口の中の環境や噛み合わせなどにより、治療可能なのか、適しているのかも変わってきます。
実際にお口の中をみた上で様々な検査を行うまでは、どの治療が可能で適しているのかということは言えないのですが、歯は一度削ってしまうと元には戻せないため、しっかりと悩まれ治療を検討される事をお勧めいたします。

カルナデンタルクリニック 篠崎章敬



2歳の子の歯が気になる。診てもらえますか?

子育ては親の考える通りにはなかなかいかないですよね。
先日も、2歳7ヶ月のお子様の親御さんから、「子供の歯に黒いところや、歯ぐきに白いところがあり気になる。でも、病院に行くと泣いて暴れるので通院するのが気が引けてしまう。歯を磨くのを嫌がってしまうので磨けておらず心配」というご相談が寄せられました。
乳幼児の歯科受診は乳幼児受給者証をお持ちであれば、保険診療での受診が可能です。ただし、乳幼児の場合は、お子様がどの程度治療を嫌がるかや、虫歯の大きさにより、治療ができるかどうかは状況次第という面がございます。虫歯が小さい場合は様子を見るという診断となる場合もあります。歯磨きのトレーニングをして少しずつ慣れさせてあげる場合もあります。治療が必要な際も、快適な環境下で安全で確実な医療が提供できるよう、ご希望があれば抑制治療や、笑気麻酔(笑気吸入鎮静法:1973年より保険導入され50年の歴史がある。安全性が高く治療に対する不安や恐怖感、痛みなどを緩和できる※)を完備した病院へのご紹介なども必要に応じて行っております。
様々な選択肢がございますので、ご希望がございましたら、当院を受診していただけたらと思います。その際に、それぞれの方法のメリット、デメリットなど詳しくご説明をさせていただきます。

カルナデンタルクリニック 篠崎 章敬

※参考文献)小笠原正. 吸入鎮静法―全身管理と行動調整のための一手段―. 日本歯科麻酔学会雑誌, 2019, 47.4: 130-137.
原野望, et al. 当科における歯科治療への協力を得ることが困難な患者に対する行動調整法についての実態調査. 日本障害者歯科学会雑誌, 2017, 38.1: 64-68.



子宮内膜症と歯周病原菌の関係

今まで炎症・痛みなどを伴い不妊の原因にもなるといわれている【子宮内膜症】は、原因不明とされていました。
しかし、近藤教授らの研究により、歯周病の原因菌であるフクソバクテリウムが子宮内膜症に関係しているということが分かりました。口腔内の細菌は、1000種類以上ありますが、フクソバクテリウムは歯周ポケットに棲みついている『嫌気性グラム陰性菌』の1つです。この菌はヒトの細胞にくっつく能力が高く、細菌同士の結びつきを強める作用があります。そのため菌が入り込むと、一気に悪玉細菌が増殖してしまうのです。とくに歯ブラシが届きにくい歯と歯の間につくられやすいため、フロスの併用や歯科医院でのクリーニングが重要といえます。
歯周病は、お口の中の問題だけでなく、命に関わる全ての疾患に関わります。
患者様と一緒にお口の健康はもちろん、全身の健康を守っていければ嬉しいと考えています。

カルナデンタルクリニック 篠崎章敬




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