歯ぎしり、食いしばりって???
大垣 歯科 カルナデンタルクリニック 篠崎です。
患者さんのなかで多く見られてきたので、少し書きます。
上下の歯をギリギリと擦り合わせたり、グッと食いしばったりすることを「歯ぎしり」といい、専門的に次の3つに大別される。
①グラインディング
ギリギリと歯を擦り合わせるもので、一般的に歯ぎしりと呼ばれるのはこのタイプ。
②クレンチング
ググッと上下の歯を強く噛み合わせることで、音が出ないので気付かないことが多い。
③タッピング
カチカチと歯を打ち鳴らす、まれなタイプ。
また歯ぎしりの問題点は次の通り。
①歯が削れたり割れたりすることがある
②歯がグラグラして歯周病が進行しやすくなる
③詰め物やかぶせ物が離脱しやすくなる
④顎関節症が悪化する可能性がある
⑤肩こり、偏頭痛、顎の疲れなどの原因になることがある
歯ぎしりはストレスを解消するために行うと考えられており、歯ぎしりの最大の原因はストレスだという説が現在最も有力だ。
クルド人は言いました。『クルド人は嘘つきです。』、、、ぐるぐる、、、
はっきり言ってよく分かっていないのね。。。
また歯ぎしりは子どもにもよく見られ、これは歯の生え替わりや骨の発育に必要なもので、ほとんどの子どもは自然に治る。
普通、食べ物を噛んだり飲み込んだりすることによって上下の歯が接触する時間は、1日当たり約15分~17分程度だといわれている。これに対して睡眠中に歯ぎしりをすると何時間も歯が接触することになる。そこで加わる力が起きている力の3倍以上かかるとの報告もある。
歯ぎしりをする人は成人の80% で、そのうち自覚している人は10% にも満たないといわれている。
普通の人は自然に口を閉じ、唇が触れている状態では上下の歯は触れていない。これを下顎安静位といい、仕事や趣味、スポーツ、日常での車の運転などをしているときに、上下の歯が接触するような場合は噛み締め傾向にある。
歯ぎしりを防ぐ対策としては
①ナイトガード(夜のみつけるマウスピース)『スプリント』の装着
②噛み締めに注意するという意識改革
③リラックスしたイメージを持って眠りにつくなど、
まだまだ解明できていないことが多いが、お口の中の環境を守るためにはできるだけしないほうがいいことは間違いない。
予防は、人それぞれで違う。患者さんと一緒に生活環境を含めて話していき、 何らかの改善策、うまく付き合っていける方法を見つけていけるよう努力していきたいと思う。
不安なことがあれば、相談して頂けると幸いです。
大垣 歯科 カルナデンタルクリニック 篠崎でした。